2012年3月29日木曜日

前立腺がん標準治療:がんサポート情報センター


監修:高橋悟 東京大学付属病院泌尿器外科助教授
取材・文:祢津加奈子 医療ジャーナリスト
(2004年06月号)



東京大学付属病院
泌尿器外科助教授の高橋悟さん

前立腺がんは、50歳以上の中高年に多いがんで、
今日本でも増加の一途をたどっています。
アメリカに比べるとまだ日本の患者数は8分の1程度ですが、
増加率は全がんのトップ。
2015年には人口10万人につき20人以上が罹患すると予想されています。

その背景には、高脂肪食など食生活を中心とした生活の欧米化、急激な人口の高齢化、
加えてPSA(前立腺特異抗原)という精度の高い腫瘍マーカーが
普及して検査が容易になったことがあげられます。
また、最近著名人が前立腺がんの治療を受けたことなどが報道され、
これも受診者の増加に拍車をかけているとみられています。

しかし、前立腺がんはがんの中でもタチがよい部類に入ります。
このがんでは、そのことを考慮したうえで、慎重に治療法を選択する必要があります。

ゆっくり増殖するがん

東京大学医学部泌尿器外科助教授の高橋悟さんによると「特殊なタイプ(低分化型)をのぞくと、前立腺がんの増殖スピードはかなりゆっくりしている」といいます。

2012年3月27日火曜日

不育症(習慣流産): 不妊症Q&A


【Q】
不育症検査
今まで5回、対外・顕微受精を行いました。結果は1?4回まではセントで3回目にして妊娠、その後袋育たず。5回目は地元奈良で2段階胚移植(2分割1個戻し、胚盤胞2個戻し)後妊娠、その後出血。5回中2回妊娠しましたがダメでした。2回目の妊娠後出血して、トイレでレバーみたいな細長い物が2個出ました。(ちぃっちゃな赤ちゃん?)
結果不育症ではないかと思います。(ネットでは通常3回流産したらとありますが・・・)
不育症検査項目には何がありますか?もうしんどいです。

【A】
生殖補助医療(ART)による妊娠は、20〜25%が流産に終わるとされます。
当院でも、妊娠までは順調でその後に流産に至る人は少なくありません。
不妊治療とりわけARTの末の流産は、なかなか立ち直れるものではないと思われます。
ガクトさんご夫婦の場合にには、反復流産ということになりますが、これ以上繰り返さないためにも不育症としての検査を進めた方が良いかと思います。
以下は、同様の質問に対する回答です。ご参考にしてください。

2012年3月25日日曜日

腎臓の働き 腎臓の病気|静岡市の腎臓内科 静岡共立クリニック


−お酒を飲むと、血液中の水分と塩分が増えて、血圧が一時的に上がるというのはわかりました。

(大下先生)
はい。ご自分の体ですから、気を付けてくださいね!

−でも、大丈夫な人もいますよね?

(大下先生)
そうです。
腎臓の働きが正常な人は、血圧が上がるというのは一時的なものです。
身体は勝手に元に戻そうという力があるので、トイレに行って、おしっことして余分な水分を出してしまいます。